自然現象を探究する

学校法人日本女子大学では、幼小中高大すべての段階において、「自然現象を探究する」を念頭にSTEAM教育を行っています。幼児期における身近な物や自然に触れる体験を通して、日常生活の中で感じる“不思議”に関心・親しみをもつことから始まり、大学教育では自然科学のみならず、社会現象や数理現象について、数学、統計学、物理学、化学、生命科学、情報科学を駆使した論理的思考が身に付く学びの機会を提供します。児童・生徒・学生のSTEAM学習に伴走していきます。
一貫教育理数プログラム参加者の目標


教育段階に応じた理数教育のねらいとプログラムの特徴
日本女子大学
自然科学、社会現象や数理現象について数学、統計学、物理学、化学、生命科学、情報科学に基づく論理的思考法を身につける

目標
- 実験、演習、論文執筆を通して、分析する力、考察する力をつける
- 横断的な視野を養う
参加者の到達目標
- 大学院進学を含む多様な進路に対応できる専門性と探究心を身につける
- 小・中・高教員免許取得
- 自然科学や理系的(数理的な)な考え方をベースにした自己発現
- 製造業、情報通信業、金融業、保険業、公務員、教員など学びを活かした就職
プログラム
- 科学(物理、化学、生物、数学、情報)を横断的に学習できる科目
- 実験・演習重視の履修プログラム
- 全員が配属される卒業研究
- 学園祭での研究発表
- 教職課程
附属高等学校
自然現象に対する科学的思考を伸ばし、分析力、考察力を育てる

目標
- 実験と座学を通して思考力を養う
- データをまとめる力と解析力を養う
参加者の到達目標
- 知識及び技能を習得する
- 思考力、判断力、表現力をバランスよく高める
- 理工系/医歯薬系の進路選択
- 文化祭での成果発表
- 学外での成果発表
プログラム
- 実験及びデータ解析を重視した授業計画
- 理学部サマースクール
- 高大接続プログラム春期セミナー
- クラブ活動(生物、天文、ロボット研究)
- 特別講座「知の泉」
附属中学校
自然現象に興味を持ち、科学的なものの見方や考え方を養う

目標
- 本物に触れて学ぶ
- 実験、観察を通して現象を理解する
参加者の到達目標
- 身の回りの現象を理解し科学的な考えを身につける
- 理系の進路選択
- 文化祭にて研究の展示、発表
プログラム
- 実験や観察を中心とした授業
- データ解析を取り入れた授業
- クラブ活動(物理化学、生物天文)
- 校外授業(東北、北陸、岩石採集)
- 公開行事(親子天体観望会、オープンスクール)
- 理学部サマースクール(科学教室)
附属豊明小学校
自然の事物・現象について観察し、自ら調べ、理解する

目標
- 観察、実験などに関する基本的な技能の習熟
- 概念を言語化する力を養う
参加者の到達目標
- 理科という科目を意識して学ぶ
- 主体的に問題を解決する態度ができる
- 理解したことを表現する
プログラム
- 理解の言語化を重視する観察実験授業
- 課外授業(西生田キャンパス農業体験)
- 科学教室(電子顕微鏡施設見学)
附属豊明幼稚園
日常生活の中にある科学に親しみ、不思議に思う

目標
- 遊びを通して科学に触れる
参加者の到達目標
- 好奇心や思考力、表現力を養う
- 日常生活の中にある科学や、自然現象に興味を持つ
- 疑問に思う点を増やす
プログラム
- 自然、生き物、身近な事象に対する好奇心や思考力、表現力を養う実物教育
- 大学施設での顕微鏡体験
プログラム詳細
【大学×附属豊明小学校】
科学教室(理科授業で初めて光学顕微鏡に触れる)
5年生では、池の水のプランクトンと花粉を光学顕微鏡で観察しますが、隣接している大学理学部の電子顕微鏡施設で、実際に自分達が観察したサンプルと同じものを観察します。
同じサンプルでも、電子顕微鏡と光学顕微鏡では見え方が異なり、その仕組みの違いを知るとともに、進学先の大学での研究室生活を垣間見る機会にもなっています。
【大学×附属中学校&附属高等学校】
理学部サマースクール
大学理学部で実施しているサマースクールでは、数学や理科や情報が好きで最先端の科学を体験したい人や、ちょっと苦手だけど興味があるという人を対象に、大学の充実した設備で科学の面白さを体験できる講座を多数用意しています。
<これまでの開講講座例>
附属中学校
附属高等学校
【附属高等学校】
特別講座『知の泉』
授業のない土曜日や長期休暇を有効に活用するために提供している「プラスαの学び」の場。
これまで「数学を極める」「宇宙講座」など、理数教育に関する講座も多数開講しています。