学生支援課 Kさん(中央大学卒)
※インタビュー当時(2022年3月)の所属です。
担当業務について
入職当初から配属されている学生支援課では、住所等の学生情報の管理、サークル活動等の課外活動、学寮、奨学金、その他学生の福利厚生に関する業務など、業務内容は多岐にわたります。その中でも、私は奨学金業務を担当し、奨学金の募集、申請受付、選考・推薦、採用後の手続きなど奨学金に関する業務全般を行っています。学生生活を支えるため、国や大学等により様々な奨学金制度が設けられています。学生が経済的な理由により修学を諦めることがないよう、学生の挑戦を後押しできるよう、奨学金を必要とする人に適切に情報が提供できるように情報整備や周知方法の工夫なども常に意識し業務に取り組んでいます。
奨学金について相談に来る学生の中には、家計の急変等の事情により、修学継続が困難となってしまった学生もいます。そうした学生から相談を受けた際には、学生が抱える悩みや不安に真摯に向き合い、奨学金等の案内を適切に行えるよう心がけています。その結果、選択肢が広がったことにより安堵の表情を見せてくれたり、その後、無事に学生生活を継続できている姿を見たりすると、奨学金業務は学生の人生に関わる責任の伴う仕事であると再認識させられると共に、学生生活の根幹を支える重要な仕事であるとやりがいを感じます。
なぜ大学職員を目指したか
大学で目標を持ち熱中できる事に出会えたということが、それまでやりたい事や目標などを持てずに悩んできた私にとって、大学職員を目指す大きなきっかけとなりました。やりたい事や目標自体を人に提供することは難しいですが、きっかけを作り、人の可能性を広げることはできると感じました。その中で、多くの可能性が広がっている環境である一方、学生の意識の差により機会損失が起こりやすい大学という場で学生を支援したいと思い大学職員を志望しました。また、大学職員は教育の現場にいながらも大学の制度面等にも携わることができるため、多面的なアプローチが可能であるという点にも魅力を感じました。
大学職員としてのキャリアについて
学生対応を通じて感じることは、「学生は想像以上に多様な背景や価値観等を持っている」ということです。国際化の推進、女性のトランスジェンダー学生の受け入れ開始、新学部設立等、今後、本学の多様化は更に進むと思われます。その中で、個々を大切に一人ひとりに寄り添える職員になるため、適切な知識と柔軟な対応力を身につけたいと考えています。また、大学を取り巻く環境は刻一刻と変化し、大学の改革が求められる時代において、常にアンテナをはり情報収集を行うこと、自ら課題を見つけ挑戦することの重要性も常に感じます。私の周りには、事の大小に関わらず現状をより良くしようと取り組む先輩職員が多くいるため、そうした環境を活かし、私自身も、何が課題で何をすべきか常に自ら考え行動に移せるよう努力していきたいです。
学生の皆さんへ
本学の魅力の一つとして、「学生想いの教員・職員の多さ」「手厚い支援・指導」が挙げられると思います。私自身、入職当初は、教員・職員の学生に対する支援や指導の手厚さに驚いたことが何度もありました。また、本学はキャンパスが1つであり、大学の規模も決して大きくはないため、アットホームな雰囲気がありとても働きやすい環境です。それぞれの大学が持つ特性や大切にしている事などには違いがあると思います。是非、様々な大学を比較し、自分のやりたい事はどこで実現できるか、どこで活躍していきたいか検討してみてください。その結果、本学で一緒に働けるようになったらとても嬉しく思います。